旭川ラーメン

旭川市は人口比のラーメン店数が最も多い地域です。札幌ラーメンは味噌味、函館ラーメンは塩味ですが、旭川ラーメンは「醤油ラーメン」がベース

旭川ラーメンの特徴として、醤油ラーメンを「正油ラーメン」と表記している店舗が多くあります。しかし、近年は、塩味、味噌味をメインとしているチェーン店も多くなってきています。

旭川ラーメンのスープは、Wスープ(魚介類と、豚骨、鶏ガラのダシ)が比較的に多いです。旭川の半数以上がWスープのラーメンです。その背景には、旭川市が昔から養豚業が盛んでした。

そこで廃材となる豚の骨の活用方法として、豚骨スープが考え出されたのです。強い特有の豚骨臭みを消すこと、そして風味をそこに加える工夫として、煮干、昆布類を併用するようになったことが歴史からも分かります。

ラード入り正油ラーメンが旭川ラーメン

旭川ラーメンのスープには、特徴としてラードを入れて、スープの上層に油が浮いているものがほとんどです。北海道ならではの工夫として、冬季に零下30度を超える、旭川市の厳しい気候条件を、スープの上層に油を浮かせ、スープを冷めにくくする秘策のひとつと考えられています。

味は淡泊で、加水率が低いスープによく絡む麺として、細めの縮れ麺を用います。味噌味仕立てのスープは、コクと甘みが主張する独特な味になっていますので、札幌の味噌味とは違い、美味しさもひと味違います。

淡泊な味であって、温まる、そして甘さのほんのりのったスープが最高のラーメンとして有名です。北海道ならではの工夫が、特徴となって誕生した旭川ラーメンは、やはりWスープが決め手の新しい味覚を楽しませてくれるラーメンです。